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【番外編】 南アの深南部の山域へ 

blog111218.jpg
南ア深南部の山々。(↑クリックすると大きくなります。)
不動岳、丸盆岳、黒法師岳。

今回のレポは、山歩きログではありません。ゆえに「番外編」としておりますw
12月18日(日)、静岡県の水窪町(合併されて浜松市天龍区)に行ってきました。
詳しい経緯は省略しますが、今回は静岡県猟友会の方々の鹿狩りに同行させていただきました!

えー、奈良の鹿、一体何やってんの?とか聞こえてきそうですが(笑)
南アの深南部の奥深い山を堪能することができました。
また、猟を間近で見たのは初めてだったので、貴重な体験ができました。
 
 
この土日の2日間だけ、国有林での狩猟が許可されているそうです。
3人の猟友会の方といっしょに向かったのは、奈良代山(1624m)、シャウゾ山(1835m)です。

銃はライフルです
銃はライフルです。スコープを付けてだいたい4キロ弱。
これでピタリと照準を合わすには、腕の筋力が必要^^;
重いです。

山歩き
この日は冬型で強風。雲は多いけれど基本的に晴れ。
雪はこの時期にしては少なくて、だいたい10~15センチぐらいでした。

これは登山道
これは登山道ですが、基本的に道無き道を行く山歩き。登山道を使ったのは帰路ぐらいです^^;
獣道をズンズン入っていきます。
木の枝が邪魔になる時は腰に吊したナタで枝を落としながら進みます。ワイルドだー(笑)

笹の斜面
一面ササで覆われた斜面。(↑クリックすると大きくなります。)
この斜面を上へ下へ移動しました。※ここは登山道ではありません。
斜面のかなり下の方に、前日撃った鹿がありました。天然冷凍でカチンカチンです。昨日持てなかったので今日運び出す算段だそうです。
笹は背の高いところでは胸~頭の上ぐらいまであって、はっきり言って藪漕ぎです^^;
足元には積雪があって滑るので、笹を掴みながら進みます。

見上げると青空 でも寒い!
この真上がシャウゾ山の山頂。(↑クリックすると大きくなります。)
※ここは登山道ではありません。

狩りは、2人が鹿の出てきそうなポイントで待機。
1人が深く分け入って山をぐるりと回り込んで鹿を追い出す、みたいな役割分担でした。もちろん追い出すだけじゃなく、見つけたら自分も撃つわけですが。
わたしは、もちろん山歩きの後を着いていきますw

シャウゾ山の山頂
山頂。(↑クリックすると大きくなります。)

山頂から奥にササと倒木の一帯があり、鹿の足跡と糞、昨夜の鹿の寝床がたくさんありました。もちろん登山道ではありません。ここらは似たような風景が続く広い平地となっており、おじさんがいなかったら、私は脱出不可能だと思います^^;
おじさんは「自分んちの庭」みたいに熟知されてました。すごい安心感がありますw

鹿を狙ってます
わたしは全く気づきませんでしたが、ちょっとしたササの動きから「いる!」とおじさん。
銃をかまえて近づいていくと、鹿が逃げようと出てきました。

このあと大きい牡鹿がしとめられました。写真は自粛します。
アタリマエなのかもしれませんが、ちゃんと命中するんですね。
※ライフルなので、射程200mぐらいまでなら外さないそうです。

まだもうちょっと先まで行く予定だったので、血抜きと内臓だけ出して、先に進みます。
私だったら、二度とこの場所に戻ってこられない(見つけられない)だろーなーと思いますが。(だって、道なんて無いんだもの~)

ちなみに、この少し前に、待機ポイントのおじさんから「捕った」の一報が無線で入ってました。鹿が出るだろうというポイントの読みもすごいと思います。
前日から猟に入っているので、鹿のほうも警戒していて「人間と鹿の戦い」って感じがしました。

山歩き
奥に見えているのは中尾根山かな?

どうやら近くの山で別チームも猟に入っているようで、無線で拾うことができました。犬を使っているようで首輪につけた無線機(発信器?)から音が拾えるようです。

展望は良い♪
(↑クリックすると大きくなります。)
風がとても強いので、雲の流れも速く、とても寒い日でした。遠方の山は雲がかかって見えません。残念!

山歩き
どんな道(悪路)でもぴったりと着いていくので、「普段から登山してるだけあって、流石だなー」と言われました^^

黒沢山
目の前に黒沢山(2122m)が!(↑クリックすると大きくなります。)

撃った鹿を解体しなければいけないので、今日はここで引き返し。時間があったら黒沢山まで連れて行ってくれるということだったんですが、時間切れです。

南ア最南の山々
(↑クリックすると大きくなります。)
山の景色を楽しむおじさん・・・じゃなくて、この先に(かなり遠いところに)大きい鹿がおりました。
私は全然見つけられませんでしたがヘ(__ヘ)☆
鹿はすぐに奥の谷側に飛んでいってしまいました。

さすが猟師と言いますか、目の構造が違うのかなーと思います^^;
全然気づけないワタシ・・・

ササをかき分けながら、来た道とは全然違う道(獣道?)を引き返し、さきほど撃った鹿のところまで戻ってきました。(なぜ戻れるのか不思議・・・)
その場で解体して肉だけをザックに詰めます。
解体はわたしもちょこっとお手伝いしました。

ずっしり重くなったザック(たぶん20キロ以上!)を背負われて、引き返します。
途中の待機ポイントのおじさんたちと合流して、もう1頭(こっちは雌鹿でした)も解体。
けっきょく前日に撃った鹿はまたもや「次の日に取りに来る」ということで、2頭分を3人で背負って下山ということになりました。

夕焼け~^^
下山途中の景色。(↑クリックすると大きくなります。)
夕焼けがキレイでした!

下山したら、もう外は真っ暗。
たいしてお手伝いもしていないのに、帰りに今日捕った鹿の肉をいただいちゃいました。

皆さん、同行させてもらってありがとうございました!

今回は狩猟解禁日だったのですが、他でも営林署から有害鳥獣駆除で依頼されて鹿を撃つことが多いそうです。山では鹿が増えすぎて山林の食害が問題になってるとのこと。
わたしは登山者で、鹿を見ても「かわい~❤」としか思いませんが、地元の山を管理する立場では、それだけでは済まない問題があるのだなーと実感しました。

いただいた鹿肉はちゃんと感謝して美味しくいただくことにします。
ここらの鹿は山のササしか食べてないので、味がとても良いそうです。
(鹿が鹿肉食べたら共食いじゃん、というツッコミはスルーですよw)


いつもありがとうございます!
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コメント

そうだったのか!

わっ!
今回は猟だったのか!
登山じゃないのに、なぜ山に?って思ってたよ^^

鹿さん、すごいね~。
鹿の解体まで手伝っちゃうって・・・
う~~~ん。想像するだけで、私はムリ><
ほんとすごいわ^^;

私も山仕事してるから、周りに鉄砲やる人いたけど・・・
「ついて行こう!」なんて思った事、一度もなかったな^^
でも鹿肉だけは、しっかりもらってたけど♪
鹿肉は、刺身(生)で食べるのが、一番美味しいよ♡
ごま油&醤油を付けて食べるのが、私の好み♪
焼くと、固くなっちゃうんだよね。
さすがに野生だから、脂がないからかな?

シチューやカレーとかにも入れた事あるけど・・・
獣臭さが際立って、私はダメだった。
特にカレーに入れた時はひどかった^^;

いろいろ料理したけど、やっぱり刺身が一番!

鹿さんは、どんな風に食べるのかな?^^

神奈川の山でも、鹿が増えすぎて、困ってるよ。
特に丹沢は多いよ。
その鹿の食害が酷くて、丹沢の山には下草が全然生えてないんだ。
み~んな鹿が食べちゃうから。
残ってるのはアセビやマツカゼソウとか毒のある植物ばかり・・・
私の仕事である林業でも、スギ・ヒノキの苗木を食べるは、広葉樹の苗木も食べるわ・・・
ほんと困った奴ら
下草が生えないと、雨によって表土が流れやすくなり、木々の根が浮いて来て、そして木倒れちゃう。
山がどんどん崩壊しちゃうんだよね。
だから、神奈川県は苗木を植えた範囲をぐる~っと覆う『鹿柵』を作ってるよ^^;
私も仕事で作った事あるけど・・・
アホらしい仕事だった^^

猟師の次は、キコリの仕事を見に来てね^^


ぷりさんへ

ダメな人は多いと思います。
実際、撃たれた鹿さんをみるたびにショックはありましたし。
(↑生き物大好き人間ですので^^;)
でも決して「死」を無駄にしない、と分かっているから、とても勉強になりましたよ。

鹿肉はやはり刺身(半解凍ぐらい)ですね。
ニンニク醤油かなぁ。
ごま油は知らなかったので、さっそく試してみます。
いただいた肉が良いのか、火を通してもそんなに臭みは気にならない感じでした。
高タンパク・低脂肪。牛肉より健康に良いですが、街中では手に入りませんからね。
山と鹿さんと猟師さんに感謝です。

鹿の食害はやはり多いのですね。
増えすぎ、というのは昔からなんでしょうか。それともここ最近の話?
原因は何なんでしょうかね・・・

鹿柵

やっぱり、撃たれた姿を見るのはショックだよね。
それを無駄にせず、いただくって、とっても大事な事なのかもね。
毎日買ってきて食べてるお肉だって、どこかで育てられた動物を、誰かが殺してるんだもんね。
改めて考えさせられるな。
ありがと☆

火を通しても、臭みは気にならなかった?
じゃあ、やっぱりそこの鹿ちゃんは、美味しいのかもね^^

鹿が増えたのは、いろいろな理由があるみたいだね。
温暖化の影響で、冬を越す個体が増えたなんて話もあるし、
極端な話では、ニホンオオカミが絶滅したから、なんてのもあるよ。

丹沢の場合は、人間が原因かな。
一時期、狩猟で激減したので、鹿猟が禁止されて鹿が保護されたんだよね。
また、高度成長期に森を切り開き、杉・檜の苗木を植えた事により、苗木の周りには日当たりのよい草地が増え、鹿が好む草(食糧)が増えたなんてことも。

今は鹿の人口密度(鹿密度?)が増えすぎた事による食糧難から、個体の小型化などが見られたりしてるみたい。
下草を全部食べちゃう事で、表土の流失を招き、山体崩壊を招く、などの理由で、現在は積極的に猟を行う事で、鹿の数をコントロールしようとしてるよ。

また、まったく無意味な”鹿柵”を山に作るのは、公共事業が生まれ、土建屋に仕事が回るっと言った、経済的効果(利権の発生?)などもあります^^



やっぱり人間が原因かぁ・・・

たぶん、そうなんだろうと思います(>_<。)
山を植林帯にしてしまったのも人だし、動物を狩ったり保護したりするのも人。
決して全部悪いことじゃないけど、人のすることは、「本当に必要な分だけ」で済まないことが多い気がします。「やりすぎ」というか。
表土の流失だって、植林が一番の原因だと思う。
もともと自然林だった時には、広葉樹が多いから、深い根で斜面を支えてつなぎ止め、保水力も極めて高かったハズ。
でもスギ・ヒノキだと根が浅くて、保水力も土を捉える力もない。

あ、いや、木こりさんの仕事がどうこう、というわけではなくて^^;
植林も大切。
でもやりすぎ感はあるなー、と。

今、奈良県の山は、ほとんどがスギ・ヒノキの人工林で、南部の山間部には急峻で深い谷が連続していて雨も多い。
今回の台風被害も植林による山の機能低下が原因だと思ってます。
だってね、全然手入れが追いついてないんだもの。
山を管理するって、本当に重労働ですよね。
若い担い手がいない状況で、山は荒れ放題になっちゃう・・・
管理できない植林の山は少しずつ自然林に戻していかないといけないと思うのですが、県もお金が無くて全然出来てないです。
山を管理できないから、県に買い上げてもらう、という山主さんが多くなってるみたいです。

ああ、熱くなってしまった^^;
すみません。

鹿肉ですけど、鹿肉が臭みを発するのは「蒸れ」が原因らしいですよ。
牛肉とかと比べて水分が多いので、その水分をいかに蒸らさずに維持するか、がポイントみたい。
肉は急速に低温の状態にする!
ということで、山で寒い中解体するのは正解のようですね。
その後、ビニールに入れても通気性を確保して蒸れないようにすれば臭みは全然しない、ということらしいです。

ところで。
「鹿柵」って無意味なんですか?^^;

No title

18日は偶然にも水窪近くの竜頭山へ登ってました
丸盆も近くにみえてましたよ~
その時鹿さんは、あの野山を駆け回ってたのですねw

プリさん樵なんですね
自分材木屋です
杉・ヒノキの建築材を作ってますよ
自分のブログに会社のリンク貼ってあるのでお暇なときにでも眺めてみてください

ガクさんへ

おお~ヽ(*'0'*)ツ
実は近くにいらしたのですね!
竜頭山、遠州富士ですね~^^
ブログ拝見しました。富士山が見えていいな~(*´ェ`*)

靴はスカルパにされるんですね~
ファントムガイド、高っ!!
私はシャルモレベルで十分です、ハイ^^;
(冬は低山しか登らないので)

No title

林業やってるけど、私自身、今の林業の在り方には疑問があるよ^^;

今は木材の価格が安いから、良い木・良い山を育てるための手入れってのが、出来てないんだよね。
たとえ良い木・良い山があって、木を切って山から運び出しても、木材価格が安くて、赤字になってしまう^^;
なんて状況。
だから、100年近い山でも、そこに生える木を材木として活用することなく、山の中で切り捨てたりしてる・・・

木材として活用しない切り捨て間伐は、「木材を売る」って現金収入がないので、完全に国や自治体の補助金頼り。
山主は、もう山に感心が薄いし、今更お金をかけてまで良い山を育てようなんて思ってないから。

林業って、はるか昔からある仕事だけど、やっぱり時代と共に変わるんだね。

奈良って、ほんと人工林が多いよね!
去年、高野山に行ったけど、そこまでの道のり、見渡す限りすべてスギ・ヒノキだった^^;
人工林って、一年中同じ姿だから、景観的にも綺麗じゃないよね。

皆伐(今生えてるスギ・ヒノキを全部切ること・間伐の反対?)して、広葉樹とか植えれば良いんだけど、世の中的には一時的にでも山が丸坊主になることをゆるしてくれないし。
箱根で小さな面積を皆伐したことあるけど、その時も環境省がぶ~ぶ~文句言ってきた^^;

いろいろあるけど、そろそろ仕事に行かなくては^^;

鹿柵?
その場から鹿を追い払っても、鹿の数は変わらないんだから、別のところへ移動するだけだよね。
ここも、あそこも、あっちもって鹿柵を作りまくってたら、結局鹿を囲った方が早くなりそうだし^^;
場当たり的対応って言うか、後手後手の対応みたいな感じ
それに鹿柵って、山の上からだと鹿は入れちゃう^^(山の傾斜の関係で)
また、オス鹿が角を鹿柵に絡ませて、そのまま白骨化してることもあり、気分のいいものじゃないな。

やばいやばい。まじ遅刻しちゃう><

ガクさん、材木屋さんなんですね!
建築材を作ってるってことは、製材屋さん?
こんなとこで出会えるとは、嬉しいな♪
どの程度の曲がりまでなら、直材としてひけるのか、ぜひぜひ聞いてみたい^^

ぷりさんへ

朝の忙しい時間帯にもかかわらずコメントありがとです^^

林業はスパンの長い産業だから、植えた時の社会状況と、伐採する時の社会状況では、かなり変わってしまってて、難しいでしょうね。
30年後に日本の木材需要がどうなってるか、なんて分からないもの。
こんなに安価な外材が入ってきて、しかも住宅事情的にも○十年も一カ所に長く住むことも無くなってる、なんてね^^;

「吉野杉」ブランドは長い間健在だったけど、今じゃ見る影も無いですからねー(このブランド意識が逆にダメだったのかも)
奈良県じゃ、どこも担い手不足にアップアップしてる感じがします。

ぷりさんは若手の戦力として期待されてるんじゃないですか?^^
(それとも、そちらとは事情がまた違うのかしら。)

これから寒い季節ですが、体に気を付けて頑張ってくださいね❤
(「遊び」の方も、ねw)

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